へいしま歯科ファミリークリニック

平成２４年７月１７日に開業された『へいしま歯科ファミリークリニック』
阿波市阿波町で生まれ育った平島院長と奥様である副院長に開業にあたっての思い、クリニックの特色などのお話を伺いました。

－－予防歯科に力を入れていらっしゃるようですね。

まず歯石を溜めないような環境にするために当院にてクリーニングをすること。これはもちろんですが、さらにご家庭でご自身でも出来るように、個々に合ったブラッシングの仕方、歯ブラシの選び方などを指導させていただいています。

人によって磨き方にもクセがあります。例えば３０分歯磨きをしています、と言っても、同じところばかり磨いていたら意味がありませんよね。それなら時間は５分でも的確に磨けるような指導などを行います。環境はそれぞれ千差万別なので、その方に合ったご提案をしています。

またデンタルフロスや歯間ブラシなど、自分でどのサイズが良いのか分かりにくいことがあります。必要に応じて、私どもスタッフがお選びすることも可能です。

ところで、お体の定期的な健康診断はありますが、お口の定期健診って一般的ではないですよね。

－－そういえばそうですね。

けれどもお口も身体の一部ですし、加齢によってもお口は変わってきます。別にいま痛くない、歯石も以前取っている、何も悪くないとしても定期的にチェックしていくことが予防につながります。虫歯が小さいうちに見つかって早期に治療が出来れば、本格的に悪くなってからよりも結果的に時間もお金も痛みも最小限で済みますから。

また銀歯がすでに入っているとしたら、それも定期的なメンテナンスが必要です。銀歯の平均寿命は７年くらいです。もちろん何十年ももつ方もいらっしゃいますが、１～２年でポロッと取れたり、銀歯の横から虫歯になっていたりする方も大勢いらっしゃるわけです。自動車の車検と同じで、定期的なチェックは必要ですね。

－－なるほど。小児歯科でも同じことがいえますか？

子供さんに関してはカリエスフリー、つまり虫歯がないように育てることによって、大人になっても虫歯がない環境をつくることにつながります。乳歯のときに虫歯ゼロのお子さんは、基本的に永久歯も虫歯ゼロのまま成人になることが多いんです。

また歯医者さんに来て、歯ブラシをするだけで終わりというのと、痛かった記憶が残るのとでは、その後の歯医者さんへの行きやすさが全然違うと思うので、これも予防の一環として日頃から気軽に来ていただければなと思います。

－－たとえば入れ歯の方などは、予防は関係ありませんか？

いえ、そんなことはありません。加齢とともに歯ぐきは変化していきますが、入れ歯は形が変わりません。ずっと使い続けるためにも、予防的メンテナンスをしてあげることは有効です。

クリーン診療を心がけています

－－他に力を入れていることはありますか？

当院は設備や器具の消毒、滅菌に力を入れています。コップ・エプロン・カップなど使い捨てできるものはすべて使い捨てのものを利用しています。また器具は１本１本専用の袋に包んで滅菌を行っています。当たり前のことですが、しかし大切なこととして意識して取り組んでいます。毎日滅菌を行い、安心・安全な状態で皆様にご提供させていただいております。

－－なるほど、それは安心ですね。意識の高さが伺えて、とても安心感があります。
貴重なお話を頂きありがとうございました。