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かおり子どもクリニック

  • 小児科

診療時間・休診日

時間帯
09:00〜12:30
14:00〜18:00

◯ 診察 — 休診

土曜日の午後は13:30~16:00となります。
休診日について: 特になし

住所・アクセス

住所:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢三丁目1番14号 1階
アクセス:東急田園都市線 駒沢大学駅下車 徒歩3分
駐車場:登録なし

かおり子どもクリニックからのお知らせ

院長より地域の皆様へ

この度、世田谷区駒沢に「かおり子どもクリニック」を開院させて頂きます、院長の輿石 薫です。 26年にわたる病院勤務経験と、大学院で学んだ心理学、3人の子育て経験を生かし、地域の小児科医として皆様のお役に立てれば幸いでございます。当クリニックは、乳幼児期から思春期までの様々な年代のお子様に対して、その年代に応じての生活全般を見渡しながら必要な医療を考え、お子様だけでなく、保護者の方も元気になっていただけるように努力して参ります。

病気だけでなく、お子様の生活状況、子育てにおける様々な不安に関しましても、お母さまと一緒に考え、支援して参りたいと考えておりますので、お気軽にご相談いただきますよう、よろしくお願い致します。

院長略歴

昭和62年 群馬大学医学部 卒業 應義塾大学病院小児科学教室入局、研修
平成元年 静岡赤十字病院小児科
平成3年 慶應義塾大学病院小児科
平成4年 埼玉社会保険病院小児科 埼玉県立看護医療短期大学 非常勤講師(科目:小児科)
平成8年 済生会神奈川県病院小児科(非常勤)
平成9年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科 博士課程入学
平成10年 文京区小石川保健所(非常勤)、横浜市港北保健所(非常勤)
平成15年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科 博士後期課程 修了
平成17年 スタンフォード大学客員研究員(医学部・心理学部)
平成18年 東京歯科大学市川総合病院小児科 聖心学園東京保育専門学校 非常勤講師(科目:精神保健)
平成20年 独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 小児科
平成25年 かおり子どもクリニック 開院

院長資格

日本小児科学会 小児科専門医 お茶の水女子大学 学術博士(小児心理) 研修医指導医 日本小児心身医学会 認定医

診療のご案内

・小児科一般

・予防接種


・乳幼児健診


・育児相談・発達相談


・思春期内科

 

■育児相談・発達相談をご希望の方へ

子どもの発達を「~ができる」「~がある」という指標でのみ評価すると、時に保護者の方の不安をあおってしまいます。そうではなく、ある行動をとるようになるまでの、目には見えない子どもの変化や環境の働き、どのようなコミュニケーションや思考ができるのかといった観点から、子どもの発達へアプローチする必要があると考えています。例えばことばの発達で、乳幼児が「意味のある単語」を発する前に「指さし」をするという現象を考えてみましょう。「指さし」という行動は、自分、他人がいて、さらに物があるという、いわゆる三項関係を認識するという認知の発達の段階があります。つまり、「意味のある言葉」を発するということは、外観からははっきりと確認できないような認知のステップを一つずつたどっていく必要があるのです。

子どもの発達は、その子どもの持って生まれた脳の特性と環境との複雑なプロセスであり、非常に個人差があります。それを理解しながら、保護者の方々と一緒に、一人一人の子どもの発達を丁寧にみさせていただきたいと考えています。

■育児不安について

私は、平成9年にお茶の水女子大学大学院に入学し、心理学について学ぶ機会を得ました。博士課程前期は、「臨床心理学教室」の春日 喬先生(お茶の水女子大学名誉教授)に、後期課程は、「発達心理学教室」の内田伸子先生(筑波大学監事、お茶の水女子大学名誉教授)に指導教官になっていただきました。私の博士論文をもとに出版した「育児不安の発生機序と対処方略」では、大学院での研究のいくつかがまとめられています。平成17年に書いたものですが、その本の「はしがき」が現在の私の仕事の出発点になっています。一部を抜粋いたしました。

~現在、多くの母親が、「適切な母親」「よりよい母親」をめざして、さまざまな努力をしています。しかし、例えば「適切な母親」という概念は、母親にとって達成すべきよりよい母親像を示しているため、母親は「よりよい母親」を目指し、その結果、そうでない部分を持つ実際の自分との分裂を深めてしまう危険性を持っています。~母子関係や家族関係は常に変化し、流動的なものであるし、子どもの成長、発達とともに、母子間の葛藤の様相も変化します。毎日の生活の中で、子どもとの葛藤が積み重なり、否定的な感情に押し流されるとき、母親の心が闊達さを欠いた時こそ、むしろそれを家族が発達するチャンスと受け止める強さが、現代の母親に求められているのではないでしょうか。~略

「はじめまして」と赤ちゃんを迎えたその時から、育児に関する不安は枚挙に暇がないと思います。
育児の不安を解消し、親子ともに健やかな毎日を過ごして頂くためには、お悩みを一人で抱え込まないことが大切です。
些細なことでもかまいません、ぜひ当院にご相談下さい。

 

 

★院長インタビュー
Q,クリニックの特長を教えてください。
A,一般の小児科と併せて、育児相談・発達相談、思春期の相談も承っています。

Q,今後の夢はありますか?
A,お母さんたちがリラックスして元気に子育てができるようなお手伝いをしていきたいです。当院にはベビータッチケアの資格者もいるので病気の治療だけでなく総合的にアドバイスできるようなクリニックを目指しています。

Q,今までのご経験で大変だった事はありますか?
A,医療の現場でも沢山ありますが…私自身も3人の子どもの母親として子育てには大変苦労しました。今思えばこうすればよかったということもあります。医師としてはもちろん、子育ての先輩としてもアドバイスできればと考えています。

Q,趣味などはありますか?
A,本を読むのが好きです。それもやはり子育てに関する医学の本です。子育てをしていると、どうしてそんな行動をするのかな?その言葉は何を意味するのかな?など多くの疑問が出てきます。そういったことにアドバイスできるよう日々研究をしています。

★編集者より
とてもやさしい雰囲気をお持ちの女医さんです。お子さんの治療だけでなくお母さんへのケアをとにかく大切にされていることが伝わってきます。育児や思春期の悩みでも気軽に相談できる先生としておすすめします。(2013.11.18高主)