稲山外科内科

－－院長の出身地である徳島に帰郷し、2014年から徳島市出来島町で開業された稲山先生にお話を伺いました。

当院は有床診療所です。そのため当院に掛かったことのある方などが、先々にお体の状態が悪くなられたら入院いただき診療を続けられるよう、終始一貫して診られるような態勢を整えています。末期がんの患者さんを最期まで看取るなど、終末期まで当院で対応できるようにしておりますので、安心して診療を受けていただけるのではないかと思います。

また消化器外科を専門としていたため、内視鏡や超音波検査機器を取り揃えています。

さらに胃がんリスク検診（ＡＢＣ検診）も行っております。これは、血液検査だけで胃がんのなりやすさがわかる検診です。胃がんはピロリ菌感染が深く関わっていることが知られています。血液の検査でピロリ菌の感染の有無と胃粘膜の健康状態がわかりますので、その後の精密検査をしたほうがよいのか、どれくらいの頻度でしたほうがよいのかなどがわかります。個別に検診を行っておりますので、ご希望の方は受けていただければと思います。

それから、COPD（慢性閉塞性肺疾患）検診として、スパイロメトリー検査を行っています。COPDは主に長期の喫煙によって起こる肺の炎症性疾患です。肺活量などを調べるこの検査によって、COPDの早期発見・早期治療につながります。

その他、各種予防接種、健康診断、生活習慣病に関するご相談など、何でもお気軽にご相談ください。

－－稲山外科内科では、病院給食を直営で提供されています。職員の皆さんからも美味しいと評判のようですね。

当院では、栄養士2名により病院給食を提供しています。

心掛けているのは、適時適温であること。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく頂くことが、身体にとっても良いのです。また食材は季節のものを使い、行事食も行っています。クリニックならではですが、大勢の方に提供するわけではありませんので、好き嫌いなどを把握してメニューを変えるなど、個別に細かく配慮するようにしています。

また必要に応じて、栄養指導も行っております。

【編集者より】

稲山外科内科は徳島市中心部に位置し、駅からも近いなど便利な立地ですが、入院に際しても周辺環境の良さがとても感じられます。現在の医療制度は在宅医療を中心とする方向性ですが、そんななかいつでも入院できる受け皿となれるよう態勢を整備されており、稲山院長の地域医療に対する考えについて、とても誠実なお人柄が伺えました。また常に新しい診療を提供できるよう考えられているところなど、安心してお任せできると感じます。（2015.3吉田）

個室

院内からの風景