時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:00〜17:30 | ◯ | ◯ | ◯ | — | ◯ | ◯ | — |
17:30〜18:30 | ◯ | ◯ | ◯ | — | ◯ | — | — |
◯ 診察 — 休診
※土曜日 午後診療17:30まで
休診日について: 特になし
平成24年10月に開業された『きりん歯科クリニック』
久米院長にお話しをおうかがいしました。
-建物も制服もとても明るい印象を受けますね。
そうですね。僕は子供の頃、歯医者に行くのがすごく嫌だったんです。だから自分で開業するなら、いかにも『歯科医院』という雰囲気にしたくなかった。建物はできるだけ医院ぽくない明るい雰囲気にして、患者さんが、行きたくない、怖いと思わないよう、むしろ行きたいなと思っていただけるような雰囲気づくりを心掛けています。これは僕だけじゃなく、スタッフのみんなで取り組んでいます。この制服も僕のコンセプトを伝えてスタッフのみんなで選んだんです。
-支えてくれるスタッフの皆さんの存在も大きいんですね。
もちろんです。ありがたいことに経験豊富な方ばかり集まっていただいて信頼してます。衛生士さんがお口のケアや予防歯科のサポートをしてくれることで、僕たち医師の治療もスムーズに行えるんです。また、治療以外にもみんなに色んなアイデアを出してもらってます。先ほどお話しした制服以外に、この待合室のレイアウトや掲示板の設置なども、みんなの意見を反映させたものです。その掲示物の内容もみんなに考えて書いてもらってます。この『きりん歯科』はスタッフみんなで成り立っているんです。
-なるほど。明るい雰囲気も『とことん痛みのない治療を目指す』という方針も患者さんにはうれしいですね。
ええ。例えば痛くしないためには麻酔をかけるわけですが、その麻酔の注射がすごく痛いんじゃ意味がないですよね。ですから表面麻酔を使ったり、少しずつ麻酔を効かせながら奥に針を進めたり。それから麻酔液が冷たいと沁みるんですね。ですから麻酔液の温度を調整したりと様々な工夫をしています。他にも麻酔をかける時の患者さんへの伝え方にも気を使っています。「これから針を刺しますね」なんて言われたら身構えて余計に意識してしまいますよね。ですので患者さんの不安と緊張を和らげてあげられるような伝え方を心掛けています。
また治療を受けた患者さんからアンケートをいただいて、その結果を日々治療の改善に生かしています。
やっぱり誰でも痛いのは嫌ですよね。 そのためには出来る限りのことをしていこうというのが僕の信条です。
-それなら小さなお子様にも安心ですね。
たくさんのお子様と接していて思うのは、小さいうちに痛い経験を刷り込ませたくない、ということです。『歯医者=痛い』という思い込みができてしまうと歯医者に行きたくなくなってしまいますよね。そうすると治療開始のタイミングも遅くなるし、僕たちが伝えたい『まず虫歯を作らない』という予防歯科の情報を伝えられないんですね。ですから『とことん痛くない』と『楽しいところ』を目指し、お子様たちが自分で行きたいと思ってもらえるような場所にしようと頑張っています。
その取り組みのひとつとして『はみがきりんクラブ』で僕たちとお子様たちのコミュニケーションの場を設け、まずは楽しんでもらいます。それからゆっくりと歯磨き指導や歯を大切にする気持ちを保護者の方と共に育んでいこうと考えています。
-予防歯科の取り組みですね。
はい。これは小さいお子様だけではなく、大人の患者さんにも言えることです。むしろ年齢を重ねると単純に虫歯だけでなく、歯周病の予防という課題が生じます。こちらもなってしまってからの治療よりまずそうならないこと、予防することが大事なんです。そういうことを大人の患者さんにも伝えています。
-年齢に関わらず予防が大事なんですね。それが美しい歯を保つことに繋がると。
そうですね。また審美治療では、歯並びを美しくする、白くするというだけではなく、歯茎も美しくする治療があるんです。歯茎の色もきれいなピンク色だとより健康的に、歯の白さも際立ちます。歯茎の色のくすみは実は表面だけなんですね。ですから薬液などでその表面を取り除いてあげることで下層のきれいな歯茎の色が表に出てくるのです。そうすることで笑顔がより健康的・魅力的になります。
-歯茎も美しくできるんですか。なるほど歯と歯茎両方が健康的であるほうがより美しく見えますよね。
-ところで取り組みもさることながら、そのための最新鋭機器も充実しておられますね。
はい。この『セレック審美治療システム』は、この場で機器がコンピューター制御でセラミックブロックから修復物を削り出します。所要時間はほんの10分ほどで出来上がります。コンピューター制御ですから正確に修復物が製作され、装着時の微調整が少なくて済みますので何度も付けたり外したりしながら削る、という治療時間を減らせます。なにより型取りして歯科技工士に依頼し、製作完了するまでの期間を大幅に短縮でき、日数的にもより短期間で装着していただけます。また、その型取りもカメラで撮影するだけで済みます。ですのでこのシステムは、患者さんにとって、時間的負担とストレスを大幅に軽減できるメリットがあるんです。最短ですと即日、一時間ほどで治療を完了させることも可能です。
-こちらも患者さんに嬉しい治療システムですね。最後に感染予防対策について教えてください。
はい。使用した器具はウォッシャーディスインフェクターで熱水洗浄・消毒し、歯を削る機械もオイルで洗ってから洗浄・消毒します。滅菌器は2台使っています。また、患者さんごとにチェア清掃と消毒をし、スリッパなども消毒しています。それによって患者さんから患者さん・あるいは私を含めてスタッフから患者さんへという2次感染を防ぐよう入念に対策しています。
徹底して取り組んでおられるんですね。本日はお忙しい中、貴重なお話しをありがとうございました。
【編集担当者より】
訪れた際、医院全体の明るい雰囲気と清潔感がとても印象的でした。インタビューをさせていただき、それが久米院長の患者さん視点に立った熱意と信念を体現したものであることがよく解りました。『歯医者のあの雰囲気が苦手』という方や、小さなお子様をお持ちの保護者の方にとって、とても通いやすい医院だと感じました。