時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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08:30〜12:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | — |
16:30〜19:30 | ◯ | ◯ | — | ◯ | ◯ | — | — |
◯ 診察 — 休診
※8:30~12:30 16:30~19:30 水・土曜AMのみ 臨時休診あり
休診日について: 特になし
先生のご経歴を教えて頂けますでしょうか。
平成元年に京都府立医大を卒業して、24年間内科医として宇治病院や洛西シミズ病院
での勤務を経て、開業に至っています。
お医者様になられた経緯など教えて頂けますでしょうか。
高校生の頃に遡るのですが、自分でやった事が、直接人の役に立つ仕事をしたいと思っていました。高校生なりに周りの色々な人の話を聞きましたが、患者さんとの関わりの中から生まれる医師の仕事の喜びに魅力を感じましたね。実は少年心に宇宙ロケットを作ることも夢見ていたのですが、より具体的にはっきりと人のお役に立つことがイメージできた医師の道を志しました。
高校生の頃から、人の役に立つことを考えられるとは素晴らしいですね。内科医はどのように選ばれたのでしょうか。
患者さんを治療するうえで、広く全般にわたる知識や経験は役に立ちます。人の体は繋がっていますから、病気や人の体のことを、広く理解するには内科がうってつけです。実は、私は目があまり良くないこともありまして、外科は向かないかなとも思ったんですよ(笑)その分、他の五感を研ぎ澄ませて、患者さんと向き合う覚悟が決まったのだと思います。そういう経緯もあり、実は今でも専門の分野を掲げる事には、抵抗があります。専門を極めるとういのは、大変素晴らしいことです。ただ、その反面それ以外のことが見えにくくなるという弊害も起こりがちです。何々は分かるが、何々は分からないというのでは、困っている患者さんを助けてあげることができません。それは私が目指しているところとは違います。
どんな患者さんも、何とかしてあげたいという先生の気持ちが伝わってきます。
どういう症状であったとしても、まずは自分が何でも診るそういう姿勢でいます。そうすることで、自然と経験値は増えますから、専門の先生への懸け橋にもスムーズになれます。カテーテルや内視鏡を使用しての治療など、専門の先生に診ていただいたほうが良いケースは、専門の先生を紹介させて頂いています。このあたりの経験は、宇治病院で12年間勤めた経験があってこそのものでしょうね。宇治病院は比較的小さな地域の総合病院です。内科、消化器科、循環器科、、、科を問わず数多くの、色々な患者さんが訪れる病院ですから、自分の領域なのか、専門の力を必要とする領域なのかを見極める力は随分鍛えられましたよ。
経験があるからこそ、どんな患者さんも診ることができるんですね。患者さんとはどのような点を意識して向き合われていますか。
最後に勤務した洛際シミズ病院では主に血液透析を必要とする患者さんの対応をしていたのですが、制約ばかり必要となる患者さんの姿が痛々しくもありました。そういう姿を見ていると、深刻な病状になる前に何とかできることをしてあげたいという気持ちが強くなり、当院の開業のきっかけにもなっています。診させていただき、早め早めに必要な治療を必要な人にお届けする力になれたら嬉しいですよね。どうしても早期に診察をする必要がありますから、そこが忙しい皆様方にとって難しくもあるのですが。
私も多少の症状なら我慢してしまう傾向があるのですが、どういう事をきっかけに先生のところに伺えばよいでしょうか。
ひとつは定期的な健康診断に来て頂きたいと思います。糖尿病や高血圧もそうですが、症状が出にくく、症状が出た時は、すでに病状が重くなっているケースもあります。定期的に医師の診察を受けるということは、重篤化を未然に防ぐ大事な一歩です。もし、咳や微熱があれば、すぐに来ていただきたいですし、そのことと直接関係しない病気が見つかることも経験上数多くあります。別件逮捕というと分かりやすいかもしれませんね。でも、それで良いのです。ちょっとした症状でも何かのお知らせかもしれません。せっかく仕事も頑張って、一生懸命生きているのに、その結果残された人生が、制限だらけの生き方になるのは、辛いじゃないですか。未然に、何とかしてあげたいんです。桂には働き盛りの男性もたくさんいらっしゃいます。気軽に相談して頂ける身近な町医者を目指しています。どうぞ、お気軽にお立ち寄り下さい。
編集者から一言 -
優しく一つ一つのお話を丁寧にされる笠原先生の姿が印象的でした。多くの患者さんを診てこられて、中には重篤な患者さんもいらっしゃった経験から生まれる言葉は「何とかしてあげたい」という愛情が温かく伝わってきます。私も人のことは言えないかもしれませんが、日常的な健康管理を、医師とともに歩む必要性を改めて感じました。医院は阪急桂駅から歩いてすぐ、生活の一部、導線にもなりやすいとても便利な場所にあります。通勤途中、通勤帰り、買い物のついでに等など、皆様方の生活の一部として、気軽に診察を受けられてはいかがでしょうか。 編集者 森拓哉