時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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08:30〜12:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | — |
14:00〜18:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | — | — |
◯ 診察 — 休診
※消化器専門外来(含 内視鏡検査)・・・水曜日午前・木曜日午前
第2・4月曜日の診療時間は9:00~12:30
土曜日の診療時間は8:30~13:30
受付は原則として診療終了時間30分前です
休診日について: 第2・4月曜日の午後は休診
ごあいさつ ~患者様に優しい全人的医療の実践を目指して~
私は昭和47年慶應義塾大学を卒業し、4年間の内科一般研修の後、膠原病リウマチ性疾患を専門分野として選び、臨床・教育・研究に従事してまいりました。
膠原病の代表的な疾患は関節リウマチですがほかにもさまざまな疾患が含まれています。膠原病に含まれる疾患はいずれも比較的珍しい疾患です。このため膠原病というと、内科の中でも特殊な分野と考えられがちです。しかし私は、膠原病の臨床は、実は最も内科らしい分野であると考えています。
膠原病は全身性疾患で、様々な臓器が障害されます。この中には循環器、消化器、呼吸器、神経など内科のあらゆる分野の領域の病変が含まれます。さらに、皮膚科、眼科、整形外科など内科の枠を超えた臓器の病変も起こってきます。したがって、膠原病リウマチの患者様の診療にあたっては、循環器、消化器などの特定の臓器だけに注意すればよいわけではありません。患者様全体を常に念頭において診察しなければなりません。このためには、膠原病リウマチ性疾患に対する専門的な知識が必要であることはもちろんですが、ほかの内科の分野の知識も理解しておかなければなりません。さらに、整形外科・皮膚科・眼科・耳鼻科など内科の領域を超えた症状に対しても適切に対応できなければなりません。私たちは特定の分野の病気について深く専門性を深めるだけではなく、全身性疾患として内科全般、あるいは内科の枠を超えて対応できる知識と能力を要求されてきました。
さらに、リウマチ膠原病の多くは長く続く疾患であり、疼痛など患者様にとってきわめて重大な苦痛や障害をきたす疾患です。患者様の多くが長期に亘る治療を要し、しかも、様々な困難を抱えています。このため、精神的な問題や社会的な問題にも配慮しなければなりません。膠原病の医療はまさに全人的医療の実践の場です。こうした診かたは、実は膠原病に限るものではなく、あらゆる疾患に共通して必要なものであると考えます。
このたび、私は膠原病専門医であるとともに、一般内科医としても診療することといたしました。医療の治療の目標は患者様のQOL(quality of life:生活の質)の改善にあります。
「患者様に優しい全人的医療の実践」、これが当院開設の基本的なコンセプトです。
院長略歴
昭和 47年 3月 慶應義塾大学医学部卒
昭和 47年 5月 慶應義塾大学医学部研修医(内科)
昭和 49年 5月 国立東京第二病院内科出張
昭和 51年 5月 慶應義塾大学医学部内科学教室助手
昭和 54年 9月 米国ユタ州立大学内科学教室(Research Ferrow)留学
昭和 56年 8月 東邦大学第四内科学教室講師
平成 3年 4月 東邦大学第四内科学教室助教授
平成 7年 9月 東邦大学第四内科教授
昭和 15年 10月 東邦大学大橋膠原病リウマチ科 教授
東邦大学医療センター大橋病院リウマチ膠原病痛風センター センター長
平成 19年 12月 駒沢 風の診療所 開所
所属学会
日本内科学会(認定医、専門医資格試験委員)
日本リウマチ学会(評議員、指導医、専門医)
日本内分泌学会(評議員、専門医:内科)
診療担当医
一般内科・膠原病・リウマチ・アレルギー・甲状腺専門外来
第一、第三、第五月曜、火曜~土曜/斉藤院長 第二、第四月曜午前/久次米医師
消化器専門外来(内視鏡検査も含む)
水曜午前/中里医師 木曜午前/菊池医師
診療科目
斉藤院長 ・ 久次米医師(東邦大学医療センター大橋病院リウマチ膠原病科より派遣)担当
・膠原病リウマチ制疾患(間接リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎など)、痛風
・骨粗しょう症
・アレルギー性疾患
・甲状腺疾患(バセドウ病、慢性甲状腺炎など)
菊池医師 ・ 中里医師(両名共に慶応義塾大学医学部消化器内科学教室より派遣)担当
・消化器疾患
診療内容
当診療所ではリウマチ膠原病・痛風・アレルギー性疾患・甲状腺疾患について専門性の高い診療を行います。また、同時に、一般内科疾患の診療も行います。一般内科疾患では、動脈硬化性病変の評価に努めるとともに、生活習慣病の対策にとくに力を入れたいと考えています。また、骨の健康を重視したいと考えています。骨粗しょう症は高齢化を迎えた現在、社会的にも多くの関心を集めています。また、関節リウマチを代表とする膠原病の合併症、ステロイド薬の副作用としても重要です。骨密度の評価、骨粗しょう症の予防、治療に焦点をあてた臨床を行います。
関節リウマチ、膠原病、痛風で代表されるリウマチ性疾患の多くは慢性の痛みをもたらすだけでなく、生命予後、機能予後の点においても重大な障害をきたす可能性があります。幸いにして近年のリウマチ学の発展は目覚しく、治療法も格段に進歩しています。この結果、多くのリウマチ性疾患の予後は著明に改善されてきています。こうした進歩は現在も進んでおり、従来の治療法とは質的に異なった画期的な治療法も導入されつつあります。
こうしたリウマチ性疾患の治療は専門的な診療が必要です。また、リウマチ性疾患の病態は全身諸臓器におよぶことから、全身的な診方が特に必要になります。
私の研究歴の主要な分野の一つに、「下垂体―副腎系」「甲状腺」などの内分泌に関連するものがあります。多くの内科的な甲状腺疾患は自己免疫性疾患という点で膠原病に共通した病態によって生じます。甲状腺疾患・副腎疾患などの内分泌疾患についても多くの患者様の診察をさせていただいてきました。
当院で診療する専門性の高い疾患
【1】関節リウマチや関節リウマチ関連疾患
関節リウマチ、悪性関節リウマチ、フェルティー症候群、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎など
【2】膠原病および膠原病関連疾患
全身性エリテマトーデス、抗リン脂質抗体症候群、多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮症、混合性 結合組織病、成人スチル病、リウマチ熱、全身性血管炎(結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発 血管炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎、側頭動脈炎、高安動脈炎など)、ベーチェット病、 シェーグレン症候群、リウマチ性多発筋痛症、サルコイドーシス、線維筋痛症など
【3】痛風、偽痛風
【4】骨粗しょう症
【5】アレルギー性疾患 花粉症、蕁麻疹など
【6】甲状腺疾患(バセドウ病、慢性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎などの内科的疾患)
【7】消化器疾患
院内施設
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★編集者コメント
とても紳士的でやさしい雰囲気をお持ちの院長先生です。風の診療所というクリニック名はヒット曲でも有名な「千の風」の詩からとったそうです。人が死んだ後、千の風になれるかどうかはその人の人生の生き様そのものだから、せめて「一つの風」となれるように生きたい、という院長の希望からお付けになったとのこと。患者さんの役に立ちたいという思いがお話していても伝わってきます。これからも益々地域にかかせない診療所になられていくことかと思います。(2013.10.11高主)