ふかさわクリニック

『かかりつけ医』

タイトルの『かかりつけ医』という言葉は、数ある医療用語の中でも、みなさんにとってなじみのある用語のひとつではありませんか。

ここ、ふかさわクリニック院長の深澤先生は、この『かかりつけ医』を本気で全うしている開業医の一人です。深澤先生の経歴は、外科医からスタートして、勤務医時代に整形外科や放射線科など様々な経験をされておりますが、主には外科医として活躍しておりました。外科医という立場上、常に目の前には急性期の患者さまが待っており、正確さとスピードをもって治療を行うことが特に要求されておりました。そのような勤務医時代に、ただ目の前を患者さまが通り過ぎていく毎日を過ごすことに疑問を感じはじめて、「本当に自分が行いたい診療は、小さなお子様からお年寄りの方まで、その人の一生にかかわる診療であり、また今で言う総合診療を『かかりつけ医』として極めたい」と考えるようになりました。そして、都市型のクリニックとは異なる、地域に根差したホームドクターになりたいという想いも重なって、都心とは少し離れたこの長沢を選んで平成18年に開院致しました。深澤先生は、外科医としての内視鏡の検査・治療をはじめ、乳腺外科など高い専門性をもちつつ、今は総合診療医として外部の専門医との連携を取りながら、一人ひとりの患者さまがベストな診療が受けられるような体制を作っており、日々改善することに努力されております。
【編集者より】
「総合診療」は、最近になってテレビ番組化されるなど一般的にも注目されております。総合診療医は、どのような疾患にも対応し、場合によっては患者様のことを考えた専門医との連携を円滑に行うことができる医師です。また、未病の状態の人に対してもケアができて、予防医療が行える医師でもあります。ある分野においては専門医と同等の知識や技術を持ち併せていることで、実際に専門医の判断ではなく、総合診療医の判断が正しいということも多々あります。インタビュー中に、深澤先生がこの総合診療を極めようと、とても強く想われていることが印象的でした。