時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:30〜13:00 | ◯ | ◯ | — | ◯ | ◯ | ◯ | — |
16:00〜19:00 | ◯ | ◯ | — | ◯ | ◯ | ◯ | — |
◯ 診察 — 休診
※土曜日午後は15-17時
休診日について: 特になし
早速ですが、先生のご経歴を教えて頂けますでしょうか。
平成9年に京都大学医学部を卒業後、京都大学医学部付属病院、滋賀県立成人病センター
などでの勤務を経て、平成23年1月に当院を開院しています。
開院に至った経緯を教えて頂けますでしょうか。
勤務している立場だとどうしても自分の治療方針を存分に発揮できません。また、予算にも制約があるため、開院に至りました。長年温めていたことを実現している気持ちです。中耳炎や耳管に関わる病気の治療には特に力を入れています。
中耳炎や耳管に関わる病気に力を入れられているんですね。耳や鼻の病気は一般的にどのような傾向があるのでしょうか。
患者さんサイドに立った時に、どういう病気で、いつ頃治るのか分かりにくいという点があげられるかと思います。治療期間も半年程度かかる場合もあり、比較的長くなりがちです。当院では、画像を使った説明などを行うことで治療方針や経過がわかりやすく、なおかつできるだけ治療期間を短縮することに努めています。
わかりにくい事を分かりやすくされている姿勢が伝わってきます。こどもの滲出性中耳炎には特に力をいれておられるそうですが。
そうですね。お子さまの場合は、特に早く治してあげる必要があると思います。長引く投薬などで成長を妨げてしまってはいけません。そのためには、お子様と友達のように仲良くなって、コミュニケーションをしっかり取ることが大切です。説明する際も、子どもと同じ目線にたって、分かりやすい言葉で説明するように心がけています。辛い思いをしている子どもが、治療のため来院して来られるだけでも、とても頑張っていることです。来院されている事や、根気のいる治療をできている事は、積極的に誉めてあげるようにしています。頑張ってることを分かってあげることはとても大切なことですね。
【落ち着いた待合室 子どもが退屈しない絵本がいっぱいです】
優しい思いが伝わってきます。治療期間についてこだわりがあるようにも感じますが、治療期間はできるだけ短くすることを大切にされているのでしょうか
表現が難しいのですが、長引きがちなものを、できるだけ短くすることはモットーにしています。治療を長引かせることを望んでいる患者さんはいないはずですから。通院はできるだけ少なく、的確な治療を提供することを心がけています。当たり前のことかもしれませんが、とりあえず処方するような薬の出し方はしていません。患者さんの中には、薬の種類や量が少なくて、物足りなく感じている方がいらっしゃるかもしれません。ただ、まずは何に対処しているのか、目的をはっきりさせた治療を、しっかり説明したうえで行っています。それ以上のものは、患者さんの話をじっくり伺いながら少しずつということになりますね。
短く済むと辛い思いも短くて助かりますね。ブログなどを通じて、患者さんや外部に向けての発信もされていますね。
どの部分をどのように発信するかは、個人情報の関係などもあり、悩ましいところですが、研究発表は一年に一回程度は、開業してからも続けるようにしています。上手くいっていることも、そうでないことも共有することがとても大切です。小さな一歩かもしれませんが、それが町中の医療現場での医療の発展、つまり患者さんの利益に繋がります。上手くいってないことであっても、恥ずかしがらずに伝えて共有することが大切ですね。そういったことをできるのは、開業医という立場だからこそ、やりやすいことかもしれません。
先生の行動力、リーダーシップを感じます。最後になりますが、ホームページをご覧になっている方に伝えたいことを教えて頂けますでしょうか。
耳、鼻の病気は長引きがちで、辛いものです。普段の生活に影響もあるでしょう。当院では、投薬、漢方薬等、場合によっては簡単な手術までできる体制を取っています。患者さんの状態に合わせて、様々な治療を提供できることは、当院の強みと考えています。手術を受けることは、不安な場合もあるでしょうが、丁寧な説明を行い、ご納得頂いたうえで行っています。特にこどもの患者さんにとっては、治療が長引き、長期間にわたり薬を飲み続けることは、望ましいことではなく、早く解放してあげることが大切です。当院にお越し頂ければ、これまでの経過をじっくりと伺ったうえで、最適な治療を提供させて頂いています。どうぞお気軽にお越しください。
【阪急茨木市駅、JR茨木駅のいずれからも徒歩10分圏内】
編集者から一言 ―
私も実は、薬を飲むことにどこか抵抗感がある一人なのですが、どこにどのようにアプローチするのか、目的をはっきりさせたうえで、薬の処方を頂けるのは、服薬の際にとても安心できると思いました。「できるだけ早く治す」、「必要なものを必要なだけ」という価値を、患者さんにどのように説明して提供するか、言葉にしづらい点を悩みながら、言葉を紡ぐ結城先生のお姿に、優しいお人柄がにじみ出ているように感じました。実は私の妻も、鼻炎がひどく、診察していただきました。薬の説明がとても丁寧で分かりやすく、また薬を飲んだ翌日にはとてもすっきりした表情で「もっと早く行けば良かった!」と喜んでいました。結城先生、ありがとうございます! 森拓哉