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医療法人 池田歯科大濠クリニック

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医療法人 池田歯科大濠クリニック
インプラント認定医 ホワイトニング
TEL:092-716-0666
FAX:092-716-0666

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住所・アクセス

住所:〒810-0062 福岡県福岡市中央区荒戸二丁目1番5号
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駐車場:登録なし

医療法人 池田歯科大濠クリニックからのお知らせ

今日はお忙しいところ、ありがとうございます。早速ですが、池田先生が、歯科医を志したきっかけを教えて頂けますでしょうか?

 

大学受験のときに、父親から「お前は歯医者になったらどうか?」ということを言われ、一つの道として魅力を感じました。な歯科医が良いのか、長い説明や諭すような言葉があったわけではなく、ぼそっと一言「歯科医になったらどうか?」の一言だけでしたが、影響が大きかったですね。今から思えば、父親は私の特性、性格や得意分野をよく見ていてくれたのだなと感謝しています。

 

お父様の一言がきっかけなんですね。どのようなところで、歯科医としての特性があると思われたのでしょうか。

 

そうですね。歯科医は手を使う細かい仕事で、手先が器用であることが求められます。私は昔から器用なほうでして、この点まず適正があるのだと思います。また、歯の治療には、治療の完成に向けて、ステップがあり、順番にやっていくと、結果がでるという側面があります。ゴールに向けて、ステップを踏んでいくというプロセスがとても好きですし、一つ一つのステップに取り組める適性があるのだと思います。

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一歩一歩、歩んで、ゴールに辿り着かれるのがいかれるのが得意なんですね。趣味としてされているトライアスロンもそういう一面があるのでしょうか。

 

そうですね、そうかもしれませんね(笑)

段取りをたてて、結果を出していくというのが、好きでもあり得意分野でもあります。そういうところを、父親はよく見ていてくれたのかもしれません。

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トライアスロンという過酷なスポーツをやり遂げている池田先生だからこそ説得力があります。お父様はよく池田先生のことを見ておられたのですね。歯科医になられてからは、どのような道でしたでしょうか。

 

昭和59年に鹿児島大学を卒業後、タクボ歯科の田窪先生のところで3年間勤務しました。田窪先生は歯内療法という歯の根管の治療の分野では、日本でも著名な先生のお一人で、大いに鍛えて頂きました。また、クリニックが、福岡の中心地、天神のど真ん中のビル内にありましたので、治療のレベル、お客様からの要求のレベルも高く、田窪先生、患者さんの要求に応えていくために、一所懸命でした。そんな環境が、自然と自分のレベルを高めてくれたのだと思います。今から思えばとても恵まれた環境でした。そんな修行時代を経て、昭和62年池田歯科の開業にいたりました。

 

レベルの高い環境で修行されたのですね。開業される際は、どのような池田歯科にしたかったのでしょうか。

 

学生時代、勤務医時代を通して、歯科の治療の仕組みに問題意識はもっていました。歯科の治療に対する費用、言い換えれば私達の受け取る報酬は、診療報酬で予め厚生労働省により定められているものです。経験のある腕の良いドクターが治療しても、新人ドクターが治療しても、結果はどうあれ等しい費用であり、報酬なわけです。この仕組みだとどうしても「質より量」という傾向が生まれてしまうように思います。当初から、質より量になるような治療はしたくありませんでした。「最善の治療を提供したい。そのために何ができるか。」というある意味当たり前のところが出発点です。そこを出発点にすると、保険診療だけが答えでは必然的に無くなってきます。良いものを高いレベルで提供して、それに見合う費用を設定できる自由診療は、積極的に取り入れようと思っていました。当然、自分の腕を磨く必要はありますから、本当によく勉強しました。セミナーに出たり、勉強会に入ったり、学会の中で自分の治療を発表したり、開業してから20年くらいは「勉強しては発表」これの繰り返しでしたよ。今、開業して27年ですが、こつこつと積み重ねてきた自負はあります。もちろん、今も勉強中ですが。ここ10年くらいは歯科治療に加えて、歯科医院経営という視点も加わっています。私もそれなりに年齢を重ねましたから、院内のマネジメント、人材育成、後進の育成、当院のコンセプトのことを広く知って頂く機会作りというのは力を入れている点ですね。

 

池田先生の思いが伝わってきます。良い治療を提供するために、既存の枠組みに囚われず、学び続けてこられたのですね。それでは、御クリニックの、コンセプトはどのようなものなのでしょうか。

 

当院では、「予防型総合歯科医療」をコンセプトにしています。そのコンセプトを、患者さん向けのセミナーを開いたり、院内報を作ったり、ホームページから情報を発信するなどして広めています。歯科の治療には「歯周病の治療」「虫歯の治療」「歯が無くなったところに歯を補う治療」「噛み合わせを良くする治療」「見かけを良くする治療」など色々な分野があります。実は歯について悩まれている方の多くは、そういう要素を複合的に持っておられます。虫歯があって、噛み合わせが悪くて、歯周病で、、、というように。そういう方の場合は、一つ一つのパーツを診るだけではない、全体を診たしかるべき対応が必要です。「総合的に」診させていただくことが大切で、そのための治療の用意をすることが、当院が力を入れてきた分野です。とはいえ、治療をし続けるわけにもいきませんので、原因を取り除いてあげることをとても大切にしています。原因を取り除かないと、結局、同じ事が起きてしまいます。歯科医師として長く責任を持ちたいですからね。「原因を取り除く」ためには「予防」というところをベースに治療を組み立てる必要があります。そのためには、歯科医師だけでなく、スタッフ全員のレベルアップが必要で、今そこに向けて一丸となって頑張っているというところですね。スタッフ一同意識が高いメンバーがそろっていて、手前味噌ですが、私もとても嬉しいです。

 

先生も含めて、スタッフの皆さん一同の気持ちが伝わってきます。皆さん、勉強熱心なのですね。

 

そうですね。当院でやっていることは、院長一人でできる内容ではありません。チーム医療として取り組んでいます。

 

素晴らしいですね。どういった点を意識してチーム作りをされているんでしょうか。

 

一言では難しいのですが、もっとも大事な点の一つは仕事観の統一です。何のために歯科医療をしているのかというのは、意識がそろっている必要があります。私は、いつも3つの仕事観を言うようにしています。一つは「患者さんのため」この点は理解を得られやすいのですが、患者さんのためになることが、医院の組織作りに繋がる必要がありますし、また個々人の人間的成長も伴う必要があると思います。つまり二つ目、三つ目の仕事観は「クリニックのため」「個々人の成長のため」です。「患者さんのため」、「クリニックのため」、「個々人の成長のため」こういう点を意識すると、治療以外の人間的成長をスタッフがすることは、不可欠ですね。本を読んだり、セミナーに出たり、マラソンに出場したり、レポートを書いてもらったり、色々な分野で人間的な成長を伴うよう促しています。

 

まさしく幸福の好循環ですね。素晴らしいですね。

 

歯医者というのは手先の技術が伴う技術職ですから、年齢とともに衰えがあるというのは受け入れないといけません。でも、自分ができなくなったとしても、チームで医療をしていれば患者さんを守り続けることができるわけです。組織として何十年にわたって、患者さんを守り続ける体制作り。そのためには、自分だけが頑張っても駄目なわけで、個々人の成長というのは外せないですね。

 

そういうチーム作りを、27年間の歳月をかけて積み重ねてこられた訳ですね。まさしく目標に対するプロセスの積み重ねが好きであり得意ということを実証されていますね!

 

そうかもしれませんね。チーム作りがいきなり、最初からできるわけ無いですね。27年間の賜物というと、そうかもしれませんね。

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27年間それをやり続けるというのは大変なエネルギーだと思いますが、池田先生を動かすエネルギーの源みたいなものはあるのしょうか。

 

うーん、そういうことはあまり考えたことがありませんね。当たり前のことを当たり前に淡々とやってきたというのがしっくりきます。強いて言うなら「向上心」という言葉になるのでしょうか。

 

歯科医になられた当初から、常に向上心をもって歯科医としての道を30年間歩んでこられたのですね。頭が下がります。最後に患者さんに向けて一言お願い致します。

 

池田歯科と私たちスタッフはまだまだ高い目標をもっており、新しい目標のためには努力を惜しみません。今後も皆様に愛され信頼される歯科医院造りを行なっていきますので、ますますのご理解とご協力をお願いしたいと思います。

 

編集者から一言 ―

優しい大人な眼差し、ダンディな雰囲気の池田先生とは、トライアスロンを通じた友人として知り合いました。なるほど!トライアスロンでの粘り強さや、一つ一つのプロセスを大切にゴールに向かわれる姿は、27年間の池田歯科の歩みと先生の取り組みを伺って、まさしく重なりました。歯医者さんが通う歯医者さん、歯の悩みを抱えている方は、ぜひ一度、池田歯科大濠クリニックに行かれてはいかがでしょうか。        森拓哉