時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:00〜12:00 | ◯ | ◯ | ◯ | — | ◯ | ◯ | — |
14:00〜17:30 | ◯ | ◯ | ◯ | — | ◯ | ◯ | — |
◯ 診察 — 休診
※診療時間内の到着がご心配な急患の方や、遠方よりお越しの方は、お電話でお問い合わせ下さい。
初診の方でも、再診の方でも、午前9:00と午後2:00の2つの時間帯のみご予約いただけます。
休診日について: 木曜日・日曜日・祝祭日
開院以来、ご来院の皆様には当クリニックに様々な励ましを頂き有難うございます。地元の方々や、他県など遠方からおいでくださる方々から様々なご相談を賜り、日々身が引き締まる思いでございます。今後とも皆様の健康上のお悩みを真摯にお聴きし、お役に立てますよう、研鑽に努めて参ります。
ふり返りますと2007年9月に国立病院機構高崎病院(現在の高崎総合医療センター)を退職し、その後数ヶ月は五百山クリニックの開設準備にかかりきりになっておりました。開業を決意しましたのは2007年5月でしたが、もともと家族の家庭菜園でしたこちら、観音山の麓に同年7月末に着工、ようやくこじんまりしたクリニックの建物も完成し、2008年1月より診療開始となりました。
わたくしは2007年春まで群馬大学付属病院総合診療部にて一般内科診療に携わりながら、他科との連携を必要とする様々な病気を併発した患者さんや、専門診療科の受診でもなかなか診断がつかず、全身的な精査を必要とする稀な病気の方など、大学病院での総合診療の研鑽を積んで参りました。大学院生活を通して高齢者医療の研究を行い、医学博士の学位と内科認定医取得後、2007年4月からは国立病院機構高崎病院総合診療科にて、内科病棟・外来、救急当直など、急性期の診療に携わっておりましたが、忙しい外来でなかなか患者さんのお話をじっくりうかがえないことが大変残念でなりませんでした。患者さんによく申し上げるのですが、「病院通いが生活の中心ではない」のですから、それぞれの患者さんとよく語りあい、その方の望む方向で自分の専門知識を活用したいと考えました。大学総合診療部時代から取り組んで来た高齢者医療や男女の性差に配慮した更年期外来、日本東洋医学会の学会認定医として現在も研鑽を続けております漢方診療を通して、日常の感染症から、ストレス社会の弊害ともいえる様々な不調まで、今後も地域の患者さんに学びながらすこしずつ総合診療医として成長できますよう励んで参りたいと存じます。引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
医者とはなるべく縁遠いのが一番ではございますが、早期発見、早期治療がお役に立つ場合もございます。今後もし気になることがございます際は、どうぞご遠慮なく健康に関する心配事のご相談や大きな病院への受診のご相談を賜りますよう、御願い致します。皆様がより健康な人生を楽しむことができますよう微力ながら一医療者としてお手伝いできましたら幸甚です。
わたくしは絵を描いたり、俳句を作ったり、篆刻をしたり、蘭を育てたりする、のんびりした性格です。このページの挿絵は、ここ数年の間にわたくしが描いたものです。患者さんと、日々の生活の何気ないお話を交わしながら、人間同士のお付き合いができれば嬉しいです。
五百山クリニックの名前は、こちらの字が五百山(ごひゃくやま)であったことに因んでつけました。地元の方に親しまれる診療所を目指しております。どうぞよろしく御願いいたします。
五百山クリニック 院長 星野 綾美
院長が修行しておりました群馬大学の総合診療部、高崎病院の総合診療科と申し上げても、なかなかどんな科なのか分かりにくいかと存じます。総合診療を行う医師が大学医学部で専門的に教育されはじめたのが、丁度ここ15年ほどですから、まだまだ新しい分野です。現代の医療は非常に高度に発達しておりますので、数々の専門科が必要になります。大学病院などを受診されても、あまりに専門診療科が多くて、戸惑われる患者さんがほとんどです。例えば「どうも最近ずっと背中の辺りが痛いから、悪い病気じゃあないか心配だ。思い切って病院に行って調べてもらおう」と思われても、なかなか御自分の勘を頼りに、まっしぐらに専門の医師にたどり着くのは困難です。そんなとき、今までなさった健診の結果や体質、かかった病気、症状、検査結果などを総合して、なるべく早くご病気を見つけ、適切な専門科に引き合わせるお手伝いをすることも、総合診療科の役割のひとつです。丁寧に説明し、必要性をお感じの場合には当院での検査、あるいは最新の画像装置のある大きな病院での検査予約や、専門をもっていらっしゃる地域の先生への紹介状のやり取りを通じて、皆様が進歩した現代医療の恩恵を正しく享受できますよう、一生懸命お手伝いいたします。そのために、院長も日々最新の医療が何をできるか、学会活動を通じて勉強していく所存です。
実は一番難しいのは、「大丈夫」と患者さんにお話することです。もしかしたら、何か大きな病気が隠れているのでは、との不安は、正直医師の側にも常に御座います。ですから、何か症状があるとき、今最も有効な検査をしっかり行い、「現在の医療では、一般的にはこれで大丈夫でしょう」というところまで調べた上で、安心して過ごしていただき、必要なら経過を拝見し、変わりがあるときすぐご相談いただける信頼関係が大切と考えています。そうすることで、早期発見、早期治療が可能となると存じます。
まずはちょっとした風邪、生活習慣病の心配など、どんなことでもお気軽にご相談下さいませ。
眼下には碓氷川の流れ、遠くには赤城、榛名の姿を見渡せる静かな所に「五百山クリニック」があります。この地はその昔「五百山」と呼ばれていたそうです。将来はきっと地図から消えてしまうであろうこのような地名を、クリニックの名前として残す意味は大変大きいと思います。
待合室には、院長先生がお描きになられた迫力のある絵の大作が飾られてあります。先生は毎年開催される高崎市医師会の作品展にも出品されています。
又、病気に関する冊子や、学会のニュースなどの資料もありますので参考になります。